カメラで、共の大きさは今の手札判ロールフヰルム用カメラを三つ寫眞機の古い話も重ねた程の箱形カメラであります、其後、やはり米國もので乾板專寫眞は西歷一八二五年佛人ニエプス氏のヘリオグラフィーの發明用のポニープレモ(口繪寫眞やセンチリ-又は小型のボコカメラ等に初まり一八三八年には同じく佛人ダゲール氏に依って「ダゲレが這入って來ました、今から見ると實に不細工なカメラでありますオタイプ」寫眞機なるものが發明されました。が、當時はポニーブレモなどスケール付の精巧なカメラとして.それから二年後の一八四〇年、(天保十二年)に蘭人某が長崎に持かなか持てはやされたものであります、それから四五年の後ち乾板ち來たのを、當時長崎で貿易をして居た上野俊之丞氏が買取って島專用であったポニープレモに74ルムパックホルダーの付いた乾板津公に獻上しました。これが抑も哦邦へ寫眞機を輸入した嚆矢であ兼用のものが這入って來ました、それがフ丰ルムパック用カメラのります。最初であると共に、其頃フヰルムパックが輸入されたのです。我邦で最初の營業寫眞家は、西には前記上野俊之丞の四男で、上n-ルフヰルム用カメラは、米國イーストマン會社に一八九四年野彦馬氏に依って文久二年に、東では伊豆下田の人下岡蓮丈氏が.に賣出したフォルデングポケットコダックカメラが明治三十七年頃あります。に輸入されたのが最初であります、共サイズは0番、一號、一號A當時は機械も極めて粗末なものであり、種板も自分で作って寫し二號、三號等でフヰルムは六枚續きと十二枚續きの二種あったものたもので、なかなか普通人の手出が出来るものではありませんでしです。野外組立暗箱は昔から殆んど國産であったらしいが、手提カメラそれで寫眞と云ふものが案外容易すく寫せるものであると云っての最初のものは小西六本店のチェリーカメラが最も古い様です、日素人がぽつぽつ手を染め出したのは、乾板が揄入された今から約四本のアマチュア寫眞熱を煽ったのは、何と云ってもイーストマン會十年位前であります。社のベストコダックでありませう、共ベストコダックは明治の末期當時は手提カメラ等は未だなく、大きな組立暗箱をエンサエンサに初めて日本へ來て、今尙具聲價は衰へず盛に使用せられて居ますと擔いであるいたものです。が、其の親み深いベストコダックもイ社では一八二七年限り製造を手提カメラの日本へ這入つて來たのは明治三十二三年頃で、サイ中止されました。クロンとか、アドレーク(口繪寫眞圖)の様な箱形乾板落し式のもアトム判カメラは獨逸イカー會社のアトム五十一號、並に五十三のが米國から輸入されました、此れは手札判、二枚掛の乾板專用D號等が最も古いものであり、共名は我邦Dサイズの代名詞にまでな
つて居ります。レンズとカメラフォーカルプレンカメラは獨逸ゴルツ會社のアンシューツ(今の下記は複雑な事實を出來るだけ簡單に述べたのであります故、勿アンゴ-カメラの前身で獨逸のアンシューツ氏の考案したのをゴル論不完全極まります。充分の御理解が行くためにはアルス大講座のッ會社に權利を賣つた由)でありませう、然し現在の如き精巧まもようなものを御參考願います。のでない事は勿論であります。これ等の古いカメラも昨今では殆んど影を潛めて終ひ、そしてそ第一レンズれに代るべき各種精巧な寫眞機が、本全集の如き大冊にしなければ1レンズの善惡記載仕切れない程ある今の世に寫員を樂しむ我々は岩互に幸福eは理想を標準にして考へれば、レンズには無数の缺點があります。ありませんかっその中でなるべく缺點D無い品、理想に近い品を善いレンズと云ふ現在の寫眞器はかなり進歩したものですが、科學の力は今後何のであります。軟焦點レンズのような狩殊のものを除いて、レンズを生み出すか知れません、それを樂しみに益々大いに寫真道に精には(A)メニスカス(B)レクチリニヤ(C)アナスチグマート(非非進致しませう。點性(-の點を點として正直に寫し出す意)の三種あり、(C)を最良とします。但し同じアナスチグマートでも、その椿造上、製作技術上自から上下の別あり、從つて價額の差違の生ずるのを免れません。2焦點距とは六ヶ敷しい言葉でありますが、極簡單に云いますと(1)焦點距離の長いレンズ0%が遠方に在って近づけない被寫體を大きく寫し出すことが出来ます。例へば同じく御殿場から富士を寫しましても6吋と12吋とでは12吋の方が倍の大きさに寫ります。これが長焦點レンズの一得點であります。勿論いくらでも近づける被寫體、例へば人像の如きに於きましては6吋のレンズを12吋レンズのの距離に近づければ、兩
者同一の大きさに寫すことが冉來ます。が然し、人牧等に於いて餘いのです。例へば手札に5吋をつけた時と61けをつけた時と12吋をりレンズを近づけることは、色々な缺點を圖柄の上に現はして來てつけた時とでは、.前者の方が角度が大きいのです。角度が大きけれ(例へば遠近法が過大になる)面白くないのです。即ち艮焦點レンズば、廣範圍に擴がつてゐる被寫體を一枚D乾板0中に收めることでは餘り被寫體に接近しないで、然も大型哺が得られます。これが出來ます。これは街等で後ろに引き下がることの困難な場合、前がその特長の第二であります。但し6吋のレンズでも12吋レンズとにある建築全體を寫さうと云ふ時などに便利です。これが短焦點レ同じ距離で寫せば、後者と全然同じ圖柄の繪が出来ます。然し繪のンズの一つの得點であります。但し角度の大きいレンズでは、充分大きさは12吋の半分しかないのです。これを12吋で寫した繪と同大後に下がる餘地のある場合でも、繪を大きくしたいと云ふ慾氣からにしますのには2倍に引伸すれば宜しいのであります。つい知らず知らず、被寫體に接近し過ぎて撮影する誘惑に陷り易い(2)長焦點レンズの方が一般に蛇腹の引きがよけいに入用です。のでこれはその弱點であります。それ故に、蛇腹の引きに制限のある場合、複寫のように極めて近猶、角度を極端に大きくしようと思って、手札なら手札に無暗にくにある物體を寫します場合には、短焦點レンズD方が却って大き短いレンズ(例へば3吋)のレンズをつけて見てもそれは駄目です、康繪がとれます。猶この(2は(1程正確な事柄ではありません。例ヘ何となれは映像の端が利きません。尤も3吋位のレンズで充分手札ば6吋位の蛇腹刀引きで、12吋の焦點距離を持ったレンズさへ出來はさておき、カピネ全體を蓋ふ位端のよく利く特別のレンズも出來てゐます。このように蛇腹の引き內の割合に大きな知寫るレンズてゐます。このように極めて短い焦點で、大きなサイズに用ひられを特に望遠レンズと名づけます。るレンズをレンズと名づけます。4レンズの明るさ3レンズの角度乾板の單位面積上に、多量の光線を集中することの出來るレンズとは、レンズの焦點距離と、それを用ふる乾板のサイズとの關係を明るいレンズと申します。レンズの實際の明るさは色々な條件にで決まります。サイズが同一の場合には、焦點が短い程角度が大き司配されますが、他の條件を除外すればそれはレンズのF数の自乘に逆比例します。F數とは大略焦鬣距雄をレンズの直徑で割った商に相當します。次にE\:45-單位とした明るさを表記して見ませら。F:11F:9F:6.3F:45F:25F:1.5約1/61/41/2
明るければ露出時間短くてすみますから、その方が工合が宜しいのは申す迄もありません。第二カメラ現今ではF.:4.5が明るさの標準になりました。てれより明るいレ1·總論ンズは、他の缺點が伴って來るので、判別の目的以外面白くありま叱ん。初心の方は兎角罪をカメラにおきせになりますが、怎んな品でも寫らないカメラと云ふものはありませんもし寫らなければ寫し方5焦點の深さが惡いか、破損してゐるのです。カメラはお使馴れにならないと例へば三間程前方にある物體てピントを合はせますと、その前眞の味が判りませんc但し性の合ったカメラと、合はないカメラと後の或る範圍內てある物體だげは、矢張り判然とピントが合ってゐはあります。相性のよいカメラは決して手離すものではありませますが、その範圍を超へれば、前後共ボケて寫ります。そD判きりん。が艾他の一面から云いますと完全無缺のカメラといふ易のも存とピントの合ってゐる範圍の厚さが多ければ多い程焦點が深いと申在しません。カメラの缺點にはその構造上止むを得ないもの(リフします。焦黏が深けれは深い程ピンボケの怖れが勘のですから初レックスの大型であること等)製作者の不注意、その他から生ずる心D方にお使いになり易いわけであります。焦點の深さは(1)焦點距設計上の缺點並に今眼の前にあるカメラ一個のみに限った缺點の三離が短かければ短い程深いものであります。之が短焦點レンズの一種類あります。普通機械纇は日進月步でありますが、カメラだけは、特點であります。次に(2)レンズ啾の直徑が短かければ短い程深いこの上餘り進步しさらにありません。第一硝子を使ってゐたのではのであります。故に焦點の深いレンスを用いようとすれば焦點の短レンズかCテッサー以上に改良することが六ヶ敷いのであります。いレンズを使ふか、さもなくば焦點を長くするに應じてF數D多い初心の方は兎角構造が複雜で、價額の安い品をお撰になりますがこレンズを使前より外ありません。初心の方がピント板硝子をのぞかれは考へもので、寧ろその反對が宜しいのであります。長時間携げないで安然に御使いなれるF數は、アトム判(3吋)でF:6-3名刺て廻って次第に重くなるカメラは、體力以上に重いカメラでありま4吋/tF.9手札(6吋)でF:16位でありませ即ち小型カメす。小型カメラでは必らず引伸をやりたくなりますが、これは場所ラ程明るいレンズを安然に使用出來る理です。これが小型カメラのと相當の引仲器があれば非常に簡單にやれて、興味の深いものでぁ一特點であります。ります。2シャタツー
10に就いても色々な六ヶ敷しい理論がありますが、一切略いたしま高級のカメラにはアホリと云つてレンズに對して乾板を傾斜するす。シャターの速力の中で手持撮影に於いて一番有用のは、先妯裝置がついてゐます。これを用いれば(1)カメラを上向けた時でも乾秒から秒迄であります。これより速いのは露出不足を起しますし、板だけを垂直に保つことが出来ます故、上スボマリの繪が出来ませ遲いのはカメラに振動が來ます。尤もこの振動という奴はシャターん。(2)カメラから非常に距離の異った所にある二つの物體に絞を小の構造や、レリーズの位置等にも關係しますし、叉カメラの使い方さくしないで、同時にピントを合はせることが出來ます。が實際そにも依るものでありまして、カメラは充分お使い馴れになる必要がれ程有用のものではありません。あるものです。3.ファインダーこれも中妨ゲ敷しいもので、完全無缺のファインダーは目下の所未だ案出されてゐません。大別して反射式と直視式とにいたします。元來撮影の時のレンズの高さは、眼の高さと同一に保つ方が圖柄が自然的でありますから、その點では直視式が優れてゐます、が胸の高さで用ふる反射式の方が撮影の際の振動は些くてすみます。4前のあるカメラとないカメラとあります。例へば高い建物を寫す時等に前上げを用いないと、地平線が映像の中央を走る結果、繪04分以下が無用D地面で占められて、勘心の建物の上の方は寫らないということになります。勿論これはカメラを上向けて寫しても宜しいのですがさうしますと、上スポマリの變な繪が出来ます。但しこれは引伸法で匡正することが出来るものです。5アホ