味趣の眞寫味趣の眞寫(-)藤生現像薬のお話佐苦辛修浩椿岡を考へ探光を工夫し、ピントガラ其の妙味は葛属をやらない者、叉はやつても丁度スと呪めつこを繰返し、或はフアインダーをため杜式に葛すだけ葛して後の一切を遊く所謂コダつすかしつ、絞リの大サや露出の時間を到定し、ックウワークにお任せする人々にはここの味ひはさてシャッターを切るまでを、葛冥撮影の物理的到底分らない事と思はれます、宣際ここいらが寓操作としますれば、其次に来る現像作業は化堅的其の妙味のクラィマックスとでも申しませうか。操作の第一階程とでも云ひませらか現像は被葛盤が1葉の陽霊となるまでの操作中赤燈下に取枠からバットヘブレートを移し、現の最大雛腸であるのに、反つて往々鰹々に見倣さ像薬液を注ぎ掛け、カタリカタリ、秒一秒、皿のれ易いのでありますが、如何に露出は適度に、探様な眼を眼して全精神は方尺にも足りないバット光構岡は妙であっても、此の操作一つで折角の苦中に集中されます。此の時の築みと云ひませうか心を水の泡と消へしむる事性々です。反劉に現像液の所を得た活用により助かりそう一本は上下二ッの部分に分けてあるのでせうか、にも思くなかつた物をも、充分用に耐へうるもの少量の部分は何で、多量の部分は何物でありませとする事も出楽ませう、こんな起死回生の活手腕は、現像薬の性能や取扱ひ方、乾板フイルム乃至線じて日本人は徐りに物事に淡自です凡ての疑印霊秋の性質を呑み込んで初めて得られるコッで問をさらりと水に流して、西洋人の様にどこ~あります。までも追ひ詰めく解決し様と云ふ執念深さがあ被葛機を一葉の陽霊として観るまでに少くともりません。二回の現像操作を継ねばならない此の現像とは、早い例が今のMQの問題でも、何で二部分より一壁どんな化挙髪化であるか、現像薬とはどんななるのか凝問も抱かず唯々として虐法通り、使用築品で、どんな作用を誉む物でありませうか。法通りやつて居られる方が多い様であります多くのアーマチュアー諸君は管入りのMQ現像HQ現象薬は、メトールとハイドeキノンとを藻を購ひ求め、其定通り二液とし等量をとつて主薬として調裂されたものであります、それなら水で稀郷し現像を行ひませう、勿論之で現像は間どうゆう特長が有つて、メトールのみとせず又、違ひ無く行はれます、しかし何の理由によりMQイドロキノンのみとせず混ぜたのでせうか、若し
味趣の眞寫味趣の眞寫1110メトールのみで現象したならば、どんな板が出来■現像とは、現像藻とは上るであろうか、一畳メトールと云ひ.ハイド乾板フイルムの感光面は御承知の如く、微細なキノンと云ひ此等現像藻はどんな性質を持つたど臭化銀粒をゼラチンを支持膜として即臭化銀ゼラんな薬品であろらかとまあ一斑が分つて楽るとこチン乳剤を、一様にガラス板上或はセルロイド面んな風に考へて行くのが、順序でせう。上に塗布密着させたものであります、印霊紙に於ここまでつきつめて、葛冥の趣味は禰々深(魔ては、ガスライト紙は糠化銀ゼラチン乳剤を、臭くなつて行くと思ひます、またこうなるのが常然素紙は臭化銀ゼラチン乳剤を紙上に塗布したものでせう、何故ならば、化夢或は物理墨の様な比較であります、この臭化銀、城化銀の光線の作用を的高なものを最も通俗的に、普通的に娯票、趣感受した部分の粒子のみを金腸似に還元する(他味乃至家庭的生活と、融合密接させたものを邪げの光線を受けなかつた部分の粒子は還元せず)化れば、そは篤冥術とさへ云ひ得るからで有ります。堅作用を現像作用と申します。前置は大楚長~なりましたが、要は趣味の葛属川像作用を誉む所の薬品を現像築と申します家たる皆様の御参考にもと現像に闘連したことど口現像液の骨子もを少しく書かせて戴きたいと思ふのであります現像薬のみの水溶液で現像しようとしても其目的は違せられず、全々現像作用なきか、あつても現像薬が光の作用を受けた臭化斜麗化銀を還元極めて緩酸で用ふるに足らない事は、メトールのして金腸銀とし一方に臭化水素酸慰化水素酸を生み或はバイロのみの水溶液で現像しようとしても成致します、之をハイドロキノンを例に探つて其其目的は達せられないのでも分リませう*の化墜方程式で示しますれば、次の如くなります此の現像築の水溶液に、炭酸加里、炭酸曹達或CH(OH)+2AgBr2CHO+2HB+2Ag臭化水臭化銀キノン素ハイドロ金屬銀は苛性加里の様なアルカリを添加することによリキノン初めて共特有の現像機能を獲揮するのでありますこの場合臭化水素酸が増しますと、逆の反廊が(或る特殊の現像薬にはアルカリの添加なしで現起り平衡の歌態となり現像作用は通行しないこと像作用をなすものが有ります)、このアルカリを現となります、アルカリは生成した臭化水素酸と作」像の促進剤と申します、普通に用ひられるアルカ用し之を中和し、酸の逆反塵を破摸し、従つて現リは炭酸曹達、炭酸加里で、苛性曹達、苛性加里像作用はどんどん題行し、方程式に於て左から右は極卵き薬等に用ひられます。への化塁鍵化が最後まで途行されることとなりまアルカリがどうゆう理由で、現像の促進作用がす、それならばアルカリを生成する奥化水素酸を有るかに闇しては次の如く考へられて於ります。中和するに要する、即理論的敷だけを添加した
味趣の篇味趣の眞寫寫13ならば、現像作用は行れるかと申しますと、現像ドヘノールよりも還元性非常に大なるものであり作用は行れないのであります、即理論敷量より盗ます、アルカリは前の中和作用とこの賑を生成すに多量を加へなければ現像薬は其の機能を示すに一る作用とを管れものと考察するを妥富とします。至らないのであリます。故にアルカリは此の中和現像薬の水溶波を空派中に放置致しますと、徐作用を行ふのみでなく、一方に更に現像作用の大々に着色されて行きます、これは其接綱してゐる切な役割を持つもので有る事が分ります空無中の酸素の酸化作用を受ける篤であります。アルカリは現像薬とも直接化合して、現像薬のこの酸化作用は、アルカリの存在する時は一段アルカリ題類を形成し、この願類が現像薬其自身強烈味を加へて索ます、若しこんな液で現像を致より還元性敷等大であって現像機能を充分に獲揮しませうなら、ゼラチン膜は汚染され、カブリはするものとなるのであります。惹き起し易くなります、此の流の着色されるのを今之をバラミドヘノールを以て示しますと防ぎ、長く清澄な液として且つ現像能力を保持さOHOH.NH+NaOH=CHONaNH+H0せる僑に加へるものは普通亜硫酸曹達でありまナトリウムバラ水ミドヘノレートパラミド苛性曹達ヘノールこのナトリウムバラアミドヘノレートはバラァミ此の亜硫酸曹達を保恒剤と申します硫酸曹達が現像築の酸化されるのを防ぎ.ゼな具合になる事が御座います、之も一般にカブリラチン膜の汚染されるのを軽減する理由として考或はホッグと申しますへられて居るのは大壁次の通リであります。カブリの原因は種々ありませうが、乳剤固有の空中の酸素が現像薬中に入りますと共存する化挙的ヵブリ、徐り濃厚な現像薬を用ひたため、亜硫酸曹達は現像薬より、酸化作用を受け易く自度を過して現像を押したため、或は暗宝ランプの身先に酸化されて、現像薬の酸化されるのを防ぎ不完全や、取扱ひの不注意等より起りますます。乳剤の最初からもつて居るカブリは如何とも救1方に於て現像薬の酸化生成物で、汚染の原因消の見込みは有リまぜんがしかし幾分は十分に露となる色素等は亜硫酸曹達の僑還元破されて、出を興へて置いて現像液中に臭素加里を加へて現汚染の原因は根本的に除去されることとなリま像することによリ軽減することが出来ます、又濃厚な現像液を用ふる時も、臭素加里を加へてヵブ乾板フイルム、或は印霊紙の現像中よく一面薄リの起る事を防ぎます。く黒ずんで、折角透き徹つて仕上る筈の原板も、臭素加里のこの働きを抑制作用と申し臭素加里真白に上るべき陽霊も、不倫快な霧に閉された様を抑制剤と申します。
味趣の真宮味趣の眞寫林漫14臭素加里の代リに臭素アンモン、沃土ヵリを用の諸成分を量り込んで有るのであります。ふる事も出ま楽す此の四成分の役割を熟知し、其特有の機能の活」要言しますれば現像液は一般に、メトル、パイ用と、乾板フイルム、印費紙の性質を呑み込むこロの如き現像薬、炭酸ッーダの如き現像促進剤、とと相侯つて初めて完全なる原板、優秀なる印哉亜硫酸ソーダの如き保恒剤、及び臭素加里の抑制を作成する基礎は通差されるのであります。(未完)剤の四成分を具備して初めて完成されるもので、之等四成分は現像液と云ふ家豪骨の四本柱とも硫」へられます。皆様目常御使用になる、六榎社製サクラ現像薬にしろュンク現像薬にしろ将たュニオール、HQにしろ、これだけの成分は持つて居るので、サクラ現像薬、コンク現像薬は此液中に纏ての成分を含有し、二=オール、MQ等は一管中少量の部分には現像の主築を、多量の部分には従進剤、以下時代の鍵遷と日光印書紙言永い冬眠から目登めて、薦目一新の春は吾々趣天然色オートクロームもからが紹好の期、然味の葛冥家を再びこの天地に活動せしむ可く、全して日光に親む所の大なる日光燐付の印書紙にもての好都合な要求や、懲望に便宜を興へて臭れま亦最も良いチャンスが楽つ、あるのです。す。徒らに己がレンズの働き振りを疑つて見た葛属術の生九出た頃には勿論現今の様に、陰霊り、乾板やヒルムの鈍感をかとちっあつた人々原板を得てから寡真書を作り出すと云ふ事が出来も自づと微笑の内に其作品を迎へ接するのグッドませんでしたから、日光に依つて出来た物微の陰チャンスが到来した課です。影を硝酸銀液の塗つてある自紙上に直接に焼き付此時に常つて各々好みの方法に目登ましく活躍ける法で、則ちシルエット(影締)に外ならないのせらる」事と期待して居ります。作業上の好都合でした。は勿論の事、茜の探索も心地良~出来るでせう。そしてそれに要する焼付の時間は非常に長くて
味趣の真宮味趣の眞寫17其頃のモデルに成った人はさぞかし閉ロした事とな事は思ひも依らなかつた事と想像せられます。考へられます。虚が硝酸銀の代リに臨化銀を用ひて霊像を得るとれはゥェッヂゥッドと云ふ人が工夫をしたも事に成功したデーヴイーと云ふ人がありました。ので、彼は其紙を其嘗時に出来て居た「カメラォ併し出楽上つた印霊を定着する可き楽品の酸見ブスキュラ」と云ふ現今のカメラの顧先である所せられて居なかつた僑めに、折角出来ても日光にの「のぞき暗顔」に利用して風景等の霊像を得よ富てれば感光しなかつた部分にまで感光して仕舞らと試みましたが、硝酸銀を塗つた紙では感光度ふので感光を止める薬品の出現を望んだのです。の鈍い僑めに失敗に終ったのです。其後途にハーシェルと云ふ人が今のハイボーなこれが若しも感光したとしても反劃の霊像則ちる薬品が定着の重大な役目を持つて居ると云ふ事白い物が黒く黒い物が白く出る理由です。を獲見されて以楽現在の吾々に至るまで、其有離現今の機に陰霊原板と云ふ物があれば此耐酸銀い御恩を戴いて居ると云ふ謬なのですの塗つてある紙を常て、日光に露出せしめ霊像を其他=ープスとかダゲールとか多(の人々に依得る事は出来ますが、其時代には只霊像を作り出つて逸に葛属術なるものが完成せられたのであリすと云ふ事が重大な問題であったのですから此様ます兎に角種々なる苦心の階段を踏んで批像を、紙の上に焼付ける事の出来る機になつたのは最近云ふ日光印霊紙も有りましたが、是は一部分の人」六七十年前からで、それには先づ日光燐付の印霊に使用せられて居た様です。鶏卵紙の次に相常中紙が始めであるのですを利かせて居たのはビーォーピーでありますが現其租先はと云へばゥェウヂゥッドやデーヴィー在では殆んど設明的な方面に用ふるのみと云つてであリますから大いに感謝をせればなりません。も良い位置に成つて居ります日光印霊紙と銘を打つて一般に用ひられた最初ピーオーピーと同時代に高等印霊紙とせられての印霊紙は鶏卵紙であつて、我闘では慶態年間か居たのは、セロイヂン紙で我図ではアリスト白金ら、明治二十三四年頃の間盛んに用ひられました紙と榊して人像寡属には最も重用せられたのですが、其後はピーォーピーや、セロイデン紙に其勢虚が先年の厭洲大戦の勃と共に、村料供給等の力を奪はれて今では釜然其姿を見る事は出来ませ閣係上途に印霊紙の大勢は現像印霊紙に疑遷せらん。吾々の顧父母や父母の若い時代の古い寡属にれ現在に至つたのです。は、これを用ひられて出楽て居る無取つたもの等セロイヂン紙の美しい調子は到底現今の現像印を折に胴れて見出す事があります。藍紙の及ぶ可きではありません。如何程アーチュビーォーピーやセロイヂン紙の他にザルッ紙とラやヴイタヴアのグラデーションが人像に適して